持続可能性は自然および社会の両面から、我々の暮らしを長く豊かに保つために重要なキーワードです。常に変化の流れの中にある私たちは、より良き生活とは何かを見極めるのが難しい状況にあると言えます。地域や都市の将来像は継続的発展を可能とする確かな条件設定により、展開できると考えます。自然環境と社会活動の相互関係が希薄となっている都市においては、失われつつある関係強化・見直し・新たな構築が課題となっています。気候問題や災害、少子高齢化、都市活力向上など課題の多い現状からは、ランドスケープデザインの幅広い持続可能性への取り組みが求められているように感じられます。